「新卒で辞めるなんて甘えだ」「せめて3年は続けろ」

入社して数ヶ月、毎日そう自分に言い聞かせていました。でも、朝起きるたびに涙が出て、駅のホームで足が止まる日が増えて、ついに体が動かなくなった。

結論から言います。新卒・入社1年目でも退職代行は使えます。そして私は、あのとき退職代行を使ったことを一度も後悔していません。

この記事では、新卒で退職代行を使うことへの不安を、経験者の立場から一つひとつ解消していきます。

ミサキの声
ミサキ
ミサキ(25歳・元ブラック企業)

私も新卒入社の会社を退職代行で辞めた一人。「3年は続けなきゃ」って呪いに縛られてた過去の自分に、この記事を届けたいです。

新卒でも退職代行は使える?結論:問題なし

まず最も大事なことをはっきりお伝えします。新卒だから退職代行を使えない、という法律や制度は一切ありません

退職は民法627条で認められた労働者の権利です。雇用期間の定めがない正社員なら、退職の意思を伝えてから2週間で退職が成立します。これは入社1日目でも、1ヶ月目でも、1年目でも同じです。

「でも新卒だと何か特別なルールがあるのでは?」と不安に思う気持ちはわかります。でも実際は、退職代行の利用者の中で20代前半の割合は年々増加しています。退職代行サービス各社のデータを見ても、利用者の30〜40%が入社3年以内というケースは珍しくありません。

新卒でも退職代行が使える根拠
  • 民法627条:退職の意思表示から2週間で退職が成立(勤続年数は問わない)
  • 労働基準法:強制労働の禁止。本人の意思に反して働かせることは違法
  • 退職代行の実績:新卒・第二新卒の利用者は全体の30〜40%を占める

つまり、「新卒だから」という理由で退職代行が使えないことは絶対にありません。むしろ、社歴が浅いからこそ上司に言い出しにくいという新卒特有の悩みに、退職代行はぴったりのサービスなのです。

「石の上にも三年」は本当?新卒が辞めてもいい理由

「石の上にも三年」——この言葉に苦しめられている新卒は本当に多い。私もそうでした。でも冷静に考えてみてください。

理由1:心身が壊れたら「3年」どころじゃない

我慢して3年続けた結果、うつ病や適応障害を発症したら?回復には3年どころか5年、10年かかることもあります。

私は入社8ヶ月で退職代行を使いました。あのまま続けていたら、きっと今頃は病院のベッドの上。3年頑張るより、壊れる前に逃げるほうが、よほど賢い選択です。

理由2:転職市場は「第二新卒」を歓迎している

「新卒で辞めたら転職できない」は完全な思い込みです。今の転職市場では、入社3年以内に辞めた「第二新卒」は、むしろ積極採用の対象です。

理由はシンプルで、基本的なビジネスマナーが身についていて、かつ前の会社の色に染まりきっていない。企業側からすると、育てやすくて即戦力にもなれる「おいしい人材」なのです。

理由3:合わない会社で3年過ごしても「経験」にはならない

「3年いれば経験になる」と言われますが、パワハラを受け続けた3年間で得られるものは何でしょうか。スキルでも人脈でもなく、心の傷とトラウマだけです。

合わない環境に3年いるくらいなら、早めに見切りをつけて、自分に合った職場で3年過ごすほうが、はるかに意味のある経験になります。

ミサキの声
ミサキ(ポイント解説)
ミサキ

「石の上にも三年」って、石の上に座ってた人が言ってるんじゃなくて、安全な場所から見てる人が言ってるんだよね。燃えてる建物の中にいる人に「もう少し頑張れ」って言わないでしょ?

新卒が退職代行を使うときの注意点3つ

新卒でも退職代行は問題なく使えます。ただし、新卒ならではの注意点がいくつかあるので、事前に確認しておきましょう。

注意点1:試用期間中の扱いを確認する

新卒入社の場合、最初の3〜6ヶ月は「試用期間」であることが多いです。試用期間中でも退職の権利は変わりません。ただし、雇用契約書に「試用期間中の退職は14日前に申告」などの条項がある場合があります。

退職代行に相談する際に、雇用契約書の内容を共有しましょう。労働組合型や弁護士型の退職代行なら、試用期間中の退職にも適切に対応してくれます。

試用期間中の退職で知っておくべきこと
  • 試用期間中でも退職の権利は正社員と同じ
  • 雇用契約書の退職ルールを事前に確認する
  • 試用期間中は有給が付与されていない場合がある(入社6ヶ月未満)
  • 社会保険の手続きも発生するため、退職代行に一任するのが安心

注意点2:転職活動への影響を理解しておく

「新卒で退職代行を使ったら、次の会社にバレるんじゃ?」——この不安、すごくわかります。

結論から言うと、退職代行を使ったこと自体が次の会社に伝わることはありません。退職代行には守秘義務があり、転職先に情報が漏れることはないです。

ただし、面接で「前職を短期間で辞めた理由」は高確率で聞かれます。ここで大切なのは、正直に語りすぎず、かつ嘘をつかないこと。

面接での伝え方のコツ

「退職代行を使いました」と言う必要はありません。「自分のキャリアを見つめ直し、より成長できる環境を求めて退職を決断しました」のように、前向きな理由に変換しましょう。嘘ではなく、事実の伝え方を工夫するだけです。

注意点3:親への伝え方を考えておく

新卒退職で最もハードルが高いのが、実は「親にどう伝えるか」だったりします。

せっかく就活を乗り越えて入った会社を辞めると聞いたら、親が心配するのは当然。でも、体を壊してから打ち明けるよりも、元気なうちに正直に話すほうが、親も安心します

伝え方のポイントは3つ。

  1. 「辞めた」ではなく「次を考えている」:退職を報告する前に、転職活動を始めていることを伝えると安心感が生まれる
  2. 具体的な計画を示す:「辞めてどうするの?」という質問に答えられるよう、転職エージェントに登録済みなどの行動を見せる
  3. 感情ではなく事実で話す:「つらかった」だけでなく、「月の残業が80時間を超えていた」など客観的な事実を伝える
ミサキの声
ミサキ(アドバイス)
ミサキ

私は親に「退職代行を使った」って正直に話しました。最初は驚かれたけど、「そんなに追い詰められてたんだね」って最後は理解してくれた。隠すより、信頼して話すほうがうまくいくことが多いよ。

新卒で退職代行を使った人のリアルな声

「新卒で退職代行を使って、実際どうだったの?」——気になりますよね。ここでは、SNSや口コミサイトで見つけた、新卒で退職代行を利用した人たちのリアルな声を紹介します。

入社3ヶ月で退職代行を使ったAさん(23歳・男性)

研修中からパワハラがひどくて、同期が3人辞めた。自分も限界だったけど「同期が辞めた後だから余計に言い出せない」状態で。退職代行に電話したら、翌日にはもう終わってた。あの3ヶ月を我慢した意味は何だったんだろうと思ったけど、辞められたからOK。今は全然違う業界で楽しく働いてます。

入社半年で退職代行を使ったBさん(22歳・女性)

「新卒で辞めるなんて人生終わり」と思い込んでたけど、全然そんなことなかった。退職代行を使って辞めた翌月には、第二新卒枠で内定をもらえた。面接では「自分のキャリアを見つめ直した」と伝えたら、むしろ好印象だった。

入社10ヶ月で退職代行を使ったCさん(23歳・男性)

上司に退職を伝えたら「ふざけるな」と怒鳴られて、退職届を破られた。そこで退職代行に依頼。翌日、退職代行から会社に連絡してもらったら、あっさり受理された。あの怒鳴られた時間は何だったのか。最初から退職代行を使えばよかった。

新卒退職者の共通点

退職代行を使った新卒の多くが口を揃えて言うのは、「もっと早く使えばよかった」ということ。「3年は頑張らなきゃ」と自分を追い込んだ時間は、振り返ると「ただの消耗」でしかなかったと。限界を感じているなら、それは十分な「辞め時」です。

まとめ:新卒でも「自分を守る選択」は間違いじゃない

この記事でお伝えしたかったことを、3つにまとめます。

  1. 新卒でも退職代行は問題なく使える。法律上、勤続年数に関係なく退職は労働者の権利です
  2. 「石の上にも三年」に縛られなくていい。心身が壊れてからでは、取り戻すのに3年以上かかります
  3. 注意点を押さえれば、転職もキャリアも大丈夫。試用期間中の扱い、面接での伝え方、親への報告——事前に準備すれば乗り越えられます

「新卒で辞めるなんて甘えだ」と言う人は、あなたの人生の責任を取ってはくれません。毎朝つらくて、体が悲鳴を上げているなら、それはもう十分な理由です。

「逃げ」じゃない。「甘え」でもない。自分を守る選択をした人が、その先でちゃんと幸せになれる——私がその証拠です。

最後に

もし今、会社の前で足が止まっているなら。日曜の夜に胃が痛くなるなら。「新卒 退職代行」と検索してこの記事にたどり着いたなら。あなたはもう限界のサインに気づいています。その直感を信じてあげてください。

ミサキの声
ミサキ(笑顔)
ミサキ

新卒で辞めた私は、今こうしてフリーランスとして自分らしく生きてる。あのとき「3年」を信じて壊れなくて本当によかった。あなたの人生は、あなたが決めていいんだよ。